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【名作発見】正宗白鳥の信仰問題。長崎・出島は、実は場末中の場末だった!?

2017.04.09
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若い頃キリスト教に入信、そして棄教、しかし晩年また信仰に復帰したとされる正宗白鳥。だが「実は棄教など一度もしていなかったのではないか」という観点で読み解く作家論。正宗はプロテスタント派の洗礼を受けていたらしく、出島のオランダ人もプロテスタントであったため、見てみたかったのでしょうか。数あるカトリック信者の殉教址より出島を一番に見にいきたがったというのが著者にも若干違和感あったようです。(カラスヤ)

『正宗白鳥──その底にあるもの──』書影
著:山本健吉
生と死、神の存在を問い続けた、クリスチャン正宗白鳥の信仰の真実に迫る! 
自然主義の代表的作家として、人生虚妄を唱えた冷徹なニヒリスト・正宗白鳥の死を契機に、彼が青年時代に棄教したキリスト教に復帰したのかどうかが、人々の関心を集めた。文芸評論に幅広い活躍をした著者が、「白鳥は終始クリスチャンだった」という観点で、白鳥の小説や深い影響力をもった内村鑑三、トルストイの作品等を読み解き、白鳥文学の深層に潜む、信仰と魂の問題、作家の人生を探った独自の作家論。

レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:仕事場でゴロゴロできないよう、ソファを撤去しました

 

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