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【名作発見】駅売店で、5個入りの柿が。どうやって喰う?
今、駅売店でこんな柿は見たことがないのですが、今もどこかにあるのでしょうか。都内ではいつごろから売られなくなったのでしょうか。主人公も友人がいきなり柿を買ってくれて「なんで!?」と思ったようです。このころからすでにあんま買う人いなさそうなものだったのでしょうか。こういうことは、なかなか記録に残らないものです。憶えてそうな方に聞いてみても「知るか」といわれそうです。(カラスヤ)
- 電子あり
大寺さんの家に、心得顔に1匹の黒と白の猫が出入りする。胸が悪く出歩かぬ妻、2人の娘、まずは平穏な生活。大寺と同じ学校のドイツ語教師、先輩の飲み友達、米村さん。病身の妻を抱え愚痴1つ言わぬ“偉い”将棋仲間。米村の妻が死に、大寺も妻を失う。日常に死が入り込む微妙な時間を描く「黒と白の猫」、更に精妙飄逸な語りで読売文学賞を受賞した「懐中時計」収録。
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。
近況:正月飾りをどんど焼きに出しそびれたまま今に至ってます。
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