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講談社ラノベ文庫2月刊『小説 寄宿学校のジュリエット』発売! 校了を担当するイノヤス氏の秘密コメント付きでチェックしよう!!

イノヤス
講談社ラノベ文庫編集長(であるらしい)。月刊少年マガジンに約20年在籍後ラノベ文庫へ異動し現在に到る。頭の中身は自称永遠の17歳だが頭の外側は……!?という、ドラえもんのいないのび太、みたいな感じのおっさん。編集者としてのモットーは「相手の技は必ず受けろ!」、身につけたい能力は「速読」、異世界に行ったら「蕎麦屋」をやりたい。一度言ってみたい台詞は「どうしたんだ、顔が赤いぞ。熱でもあるのか!?」
周りに隠し続けるのって、ホントに辛いんですよ……。
対立する2つの国の生徒が集う寄宿学校──ダリア学園。それぞれの国の寮に住む犬塚露壬雄とジュリエット・ペルシアは、恋人同士でありながら、母国の対立ゆえにその関係を明かせずにいた。
そんな犬塚とペルシアの前に、ふたりの中等部生徒が現れる。東和国寮の少女・佳南と、ウェスト公国寮の少年・セルカ。犬塚とペルシアは、それぞれ中等部の生徒と行動を共にすることになる。多くのトラブルと、とある恋の顛末へ向けて──。
絶対にバレちゃいけない恋物語、描き下ろしイラスト満載のスピンオフ小説!
別冊少年マガジン連載中の、人気急上昇中のラブコメ。原作者、編集部全面協力によるノベライズが登場です!
ラノベ文庫新人賞出身の著者・望月唯一先生による力のこもった出来映え(原作者もビックリしたそうです)が素晴らしい。今作で中心を担うのは、中等部のふたり、佳南とセルカ。ノベライズオリジナルのキャラなのですが、いつ本編に登場してきてもまったく違和感がないなあ、と思いながら読みました(原作者の金田先生によるイラストが本作中に登場しておりますが)。
原作漫画においても作品の舞台である、寄宿学校・ペルシア学園ですが、なんでしょう、この学校、普通以上に「ツンデレ率」が高くありませんか!? ツンデレ大好物、アニメの声優の方もツンデレっぽい役の方ばかり気になってしまう自分でありますので、キャラの可愛さに加えて、ぞくぞく来るような、Mっ気をかきたてる雰囲気が作中に満ちていますね。もし自分がこの学園で暮らしたら……猛毒を放つS系美女勢にすぐにやられてしまうことでしょう!! それと本編の主人公ふたり、犬塚とペルシアについても同様ですが、ふたりの秘密の関係を隠し続けるのってホントに大変なんですよ(実感含む)……。のちのち公表するとすっかり「裏切り者」「嘘つき」扱いですからねえ。いつか晴れの舞台で堂々と歩ける日がくるといいなあ(でもそうなると作品が終わっちゃうかもなんだよな)と思いつつ、ノベライズ第2弾、第3弾と続いてくれたらなあ、と思いました!
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