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名コーチが語る、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスの物語

2017.01.24
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2月15日(水)から韓国・江陵で始まる四大陸フィギュアスケート選手権のため、すでに調整に入っているという羽生結弦選手。

世界選手権に向けて活躍に期待が高まるなか、羽生選手とハビエル・フェルナンデス選手を育てた名コーチ、ブライアン・オーサー氏が愛弟子との秘話を語る『チーム・ブライアン 300点伝説』が2月1日(水)に発売されます(一部首都圏では1月31日夕方より発売)。

発売に先駆けて『チーム・ブライアン 300点伝説』の口絵ページから、羽生選手、フェルナンデス選手とオーサー氏の印象に残るシーンを写真とともにご紹介します。

6分間練習で他選手との衝突が起きた2014年中国杯の次戦NHK杯で羽生は4位となったが、グランプリファイナルに進出した。著者は羽生のコンディションを上げるためハードな練習メニューを課した。羽生は見事それに応え、グランプリ2連覇を達成した。「心身ともに限界だったに違いありません。それでもここまでコンディションを上げてきたユヅルに、尊敬の念すら抱きました。練習メニューを作ったコーチの私ですら、信じられないくらいの活躍でした」。写真:なかしまだいすけ/アフロ

2014年グランプリファイナルは、フェルナンデスの母国スペインのバルセロナで開催された。初の自国開催大会に臨むフェルナンデスはショートで緊張のあまり5位となったが、フリーで挽回し銀メダルを獲得した。「ハビエルは見事にスイッチを切り替えました。モチベーションがガラリと変わり、『地元だからメダルを獲らないといけない。せめて3位には入らないと』という考えは完全に消え去っていて、順位は気にもかけていませんでした」。写真:ロイター/アフロ

「この2014年グランプリファイナルが、私の生徒が世界1位と2位を独占した最初の試合でした。それ以降、2016年世界選手権に至るまで、ユヅルとハビエルがつねに1、2位を繰り返し獲得していくことになりますが、これだけ素晴らしい成績を維持し続けている一番の要因は、2人がお互いを称え合い、フェアなスポーツ精神を持っているからだと思います」。写真:アフロ

2015年NHK杯に向けた羽生のコンディション作りに、著者は大きな手応えを感じていた。「ユヅルはショート『バラード第1番』で4回転サルコウと4回転トウループを成功させました。これはコンディションの良さから予想されていたので、私は驚きよりも、『よくやった!』という気持ちでした。得点は106.33点。すごいスコアです。また一歩、極限へと近づきました」。写真:田村翔/アフロスポーツ

「忘れもしません。首の後ろに鳥肌が立って、ゾクゾクしたのです。私はコーチであることを忘れて、リンクに飛び出してユヅルと一緒に滑りたい気分になりました。演技終盤に向かって、プログラムに込めた感情が徐々に高まっていくと、あの大きな会場には驚くほどのエネルギーが満ちあふれてきました」。2015年NHK杯の羽生のフリーの得点は216.07、総合322.40点となり、300点の壁をいきなり大幅に突破した。写真:田村翔/アフロスポーツ(2点とも)

300点超えを果たしたNHK杯からわずか2週間後、羽生は2015年グランプリファイナルで自らの記録を塗り替えた。「フリー本番で、ユヅルは自分自身と戦っていました。集中力を保って、すべての状況を自分でコントロールしていました。またしてもパーフェクトの演技でした。スコアはNHK杯を上回る219.48点。感動というより、すごすぎて多くの人が言葉を失ったかのようでした」。写真:YUTAKA/アフロスポーツ

2015年グランプリファイナル開催地は昨年に続きバルセロナだった。フェルナンデスは昨季よりもリラックスして試合に臨んだ。「ハビエルの名前がアナウンスされると、地元スペインの観客たちが一斉に足をダダダダと太鼓のように踏み鳴らしました。一気に空気が変わりました。リンクは伝統的なフラメンコを踊る街酒場に化しました。ショートはフラメンコ『マラゲーニャ』。スペインのプログラムを、スペイン人が、スペインの地で踊る。これは歴史上初めてのことだったでしょう。するとキス&クライに座っていたユヅルがハビエルに向かって『Vamos, Javi!(頑張れ! ハビ)』と叫んでくれました。私はハビエルを見送りながら、声援を送るユヅルを振り返り、コーチとして本当に誇らしくなりました」。写真:アフロ

羽生は2016-2017年シーズンから4回転ループをプログラムに組み込んだ。シーズン初戦のオータムクラシックでは4回転ループに初成功したが、続くグランプリ初戦のスケートカナダではショートもフリーも4回転ループをミス。それ以外の要素も悪く、著者からはプログラム全体が崩れてしまったように見えた。その後の話し合いを経て修正し、グランプリ2戦目のNHK杯ではプログラムの質が見違えるように改善された。「ユヅルは4回転ループをミスしたことですこし悔しそうでしたが、『あとちょっとだった~』と言いながらも笑顔でした。優れたプログラムを滑りきったとき特有の達成感を抱いているのがわかりました。ショートのスコアは103.89点。演技構成点をすべて9点台まで乗せたのは今季初でした」。写真:アフロスポーツ

羽生結弦選手とハビエル・フェルナンデス選手の二人をコーチするブライアン・オーサー氏の熱く、厳しい戦いの舞台裏は本書『チーム・ブライアン 300点伝説』でお楽しみください。

公式Twitterアカウント(@TeamBrian2018)ではこの本に関する最新のお知らせや、羽生結弦選手、ハビエル・フェルナンデス選手をはじめスケーターの方々への応援ツイートなどをお届けしています。

『チーム・ブライアン 300点伝説』書影
著:ブライアン・オーサー 監:樋口豊 訳・構成:野口美惠

あの笑顔の理由、あの雄叫びの真相、あの激闘の舞台裏。名コーチが語る、羽生結弦、ハビエル・フェルナンデスの物語。

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