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貧乏作家、小津安二郎との三角関係を書く! 芸妓本人もキレたヤバい実話集

泡/裸木 川崎長太郎花街小説集
(著:川崎長太郎)
2017.01.01
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歯に衣きせてない、というより何も考えてなさそうな。こんなこと書いていいの? 大丈夫? などとハラハラしつつ読んでたら、案の定、この芸妓にブチ切れられます。「あんなこと書いたらさしさわりがありそうなくらいわからなかったのかしら」と。そのこともスラスラ書く神経。正月の時期の話がよく出てくるので、この本選びましたが、景色よりも心情の方が圧倒的すぎて。この人怖い! おもしろい!(カラスヤ)
『泡/裸木 川崎長太郎花街小説集』書影
著:川崎長太郎

川崎長太郎には、小田原の花街・宮小路を舞台にした〈小津もの〉と呼ばれる一連の作品がある。スター的映画監督・小津安二郎と三文文士・長太郎が、ひとりの芸者を巡り対峙する。長太郎に勝ち目はない。ひたすら〈純情〉を武器に、小津の独身貴族的不誠実を衝く。小津自身に読まれることを見越した如く書かれた挑戦的な戦前・戦中作9篇に、ヒロインのその後を辿る戦後作を加え全10篇を収録。半数は単行本未収録。

レビュアー

カラスヤサトシ イメージ
カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:明けましておめでとうございます! 久々に夜中の初詣に行きたいです。



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