今日のおすすめ
1年の振り返りに今年流行したベストセラー本を読むのはいかがですか? この1年に発売されたベストセラー単行本をランキング形式でご紹介します! どれも粒ぞろいの傑作ばかり。年末はぜひ、本を片手にゆっくり過ごしてください!
1位 危険なビーナス|著:東野圭吾
東野圭吾どんでん返しミステリー!
弟が失踪した。彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である弟の家族に近づく。兄である伯朗は楓に頼まれ協力するが、時が経てば経つほど、彼女に惹かれていく。
2位 業物語|著:西尾維新
青春は、童話のように残酷だ
“キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードってぇ名前は、俺様が付けてやったんだ──”
今から六百年ほど前、今はもう滅びた国に『うつくし姫』と呼ばれる女の子がいました。その美しさに誰もが命をささげ、彼女が歩く道は死体の山となりました……。これぞ伝説の怪異! 怪異! 怪異!
3位 撫物語|著:西尾維新
自分さえ、手に負えないのが青春だ
かつて神様だった少女・千石撫子。夢を追い、現実に追いつめられる彼女は、式神童女・斧乃木余接の力を借りて、分身をつくることに成功する。しかし4人の「撫子」達は、ばらばらに逃げ出してしまい……? これぞ現代の怪異! 怪異! 怪異!
4位 終わった人|著:内館牧子
異例の後伸び定年小説! 40~50代必携の書
定年って生前葬だな。大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。これからどうする? 惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか? ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。
5位 異類婚姻譚|著:本谷有希子
第154回芥川賞受賞作!
「ある日、自分の顔が旦那の顔とそっくりになっていることに気が付いた。」
──結婚4年の専業主婦を主人公に、他人同士が1つになる「夫婦」という形式の魔力と違和を、軽妙なユーモアと毒を込めて描く表題作ほか、「藁の夫」など短編3篇を収録。
野間文芸新人賞、三島由紀夫賞に加え、本作の芥川賞受賞で純文学新人賞三冠!
6位 掟上今日子の退職願|著:西尾維新
これが私の、最後の仕事
退職願を胸ポケットに忍ばせ、波止場警部は揺れていた。彼女の最後の事件は、公園の噴水に浮かび上がった水死体。しかしその不可解さゆえ、名高い忘却探偵・掟上今日子と協力捜査することになり……。辞めたがりの刑事と仕事中毒の名探偵。奇妙なタッグが謎に挑む!
7位 掟上今日子の婚姻届|著:西尾維新
呪われた花嫁からのプロポーズ
忘却探偵・掟上今日子、「はじめて」の講演会。檀上の今日子さんに投げかけられた危うい恋の質問をきっかけに、冤罪体質の青年・隠館厄介(かくしだてやくすけ)は思わぬプロポーズを受けることとなり……。美しき忘却探偵は、呪われた結婚を阻止できるのか!?
7位 罪の声|著:塩田武士
第40回「週刊文春ミステリーベスト10」 国内部門 第1位!
これは、自分の声だ──。京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった──。昭和最大の未解決事件、「ギンガ萬堂事件」の真相を追う新聞記者と「男」がたどり着いた果てとは。
8位 アンマーとぼくら|著:有川浩
有川文学の到達点!
休暇で沖縄に帰ってきたリョウは、親孝行のため「おかあさん」と3日間島内を観光する。1人目の「お母さん」はリョウが子どもの頃に亡くなり、再婚した父も逝ってしまった。観光を続けるうち、リョウは何かがおかしいことに気がつく。
かりゆし58の名曲「アンマ―」に着想を得た、書き下ろし感動長編。
8位 サブマリン|著:伊坂幸太郎
ベストセラー小説『チルドレン』の待望の姉妹編!
陣内さん、出番ですよ。『チルドレン』から、12年。家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちの物語。
「武藤、別におまえが頑張ったところで、事件が起きる時は起きるし、起きないなら起きない。そうだろ? いつもの仕事と一緒だ。俺たちの頑張りとは無関係に、少年は更生するし、駄目な時は駄目だ」/「でも」/うるせえなあ、と言いたげに陣内さんが顔をしかめた。/「だいたい陣内さん、頑張ってる時ってあるんですか?」/と僕は言ったが電車の走行音が激しくなったせいか、聞こえていないようだった。(本文より)
8位 掟上今日子の家計簿|著:西尾維新
この謎から、一刻も早く脱出せよ。
眠るたび記憶がリセットされる名探偵・掟上今日子。引き受けた事件は即日解決の彼女のもとに、今日も悩める刑事からの難題が舞い込んだ。呼び出されたのはなぜか、事件現場ではなく遊園地。依頼は、ある事件の容疑者より速く、巨大な脱出ゲームをクリアすることで……? 美人でおしゃれでお金が大好き。忘却探偵・今日子さんのタイムリミット・ミステリー!
9位 人類最強の純愛|著:西尾維新
最強の請負人・哀川潤を導く「敵意」とは?
人類最強の請負人・哀川潤。再び忙しい日々を送る彼女のもとへ1人の青年が現れた。彼が発する圧倒的な敵意は、哀川潤をどこへ誘うのか!? 「戯言」とは真逆に、「人間」離れし過ぎた、「最強」のアドベンチャー!
10位 掟上今日子の備忘録|著:西尾維新
ガッキー主演のドラマで大人気! 忘却探偵シリーズ第1作。
掟上今日子──またの名を、忘却探偵。すべてを1日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決! あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・隠館厄介は今日も叫ぶ。「探偵を呼ばせてください――!!」スピーディーな展開と、忘却の儚さ。果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?
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