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見たことのない奇蹟の日本語!──このミス1位獲得『涙香迷宮』が凄い

綾辻行人
こんな小説を書ける作家は世に一人、竹本健治しかいない!──ような気がする。

恩田陸
暗号ミステリのみならず、日本語の新たな可能性まで切り拓く小説である。

京極夏彦
セカイを再編集する悦び。言葉の総てがセカイになる驚き。堪能できます。

2016.12.10
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各誌絶賛!! 暗号ミステリの最高峰!

★「ミステリが読みたい! 2017年版」ハヤカワミステリマガジン 国内篇 第2位

★「週刊文春ミステリーベスト10」国内部門 第3位

★『2017本格ミステリ・ベスト10』原書房刊 国内ランキング 第4位

★『本格ミステリー・ワールド2017』南雲堂刊 読者に勧める黄金の本格ミステリー選出

明治の傑物・黒岩涙香(くろいわるいこう)が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久(まきばともひさ)!
めくるめく「ことばの迷宮」に驚け。ときめけ。日本語を愛する人必読の最高級ミステリー!!

『涙香迷宮』

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著者メッセージ

著者写真

この物語は、全くの趣味として「いろは」創作をはじめ、その過程で暗号仕立ての「いろは」を作ったところからスタートしたのですが、黒岩涙香の業績をあれこれ調べるうちにみるみるストーリーが組みあがっていきました。物語にあわせた「いろは」の追加や暗号の微調整、鍵となる図面の作成、暗号部分とミステリ部分の配分、暗号解読の手順などが腐心のしどころでしたが、久びさにパズル脳全開で格闘し、著者自身がいちばん娯しんで書いたので、各ミステリ・ランキングでの好評価は驚きの大ボーナスです。感謝。

竹本健治(たけもと・けんじ)
1954年兵庫県生まれ。大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を伝説の探偵小説専門誌「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本のミステリ界に衝撃を与えた。ミステリ、SF、ホラーと幅広く活躍し、ファンからの熱狂的支持を受けている。 現在は佐賀県武雄市在住。

担当編集 戌による『涙香迷宮』いろは歌の簡単講座

いきなりですが、断言します。
竹本健治先生の『涙香迷宮』は、日本語で書かれた暗号ミステリの史上最高傑作です。
それほどの神品です。
まさに「日本語」の奇蹟が起きています。
日本語を愛する人ならば必読です!

思わずそこまで言わしめるほど超絶技巧の暗号は、明治の傑物・黒岩涙香が残した「いろは歌」四十八首で構成されています。
ですが……「いろは歌」って何?

その疑問にお答えするべく、『涙香迷宮』作中からまず一首、引用します。

閉ぢぬる室に 遺體あり
鍵は机で 腕部なし
砒素残す魚 大繪皿
眉根八重寄せ 目も見けれ

この歌は「密室」に「死体切断」、「毒殺」といったミステリの要素を盛りこんでいますが、 全部をひらがなにしてみましょう(濁点は外して、旧かなづかいにします)。

とちぬるむろに ゐたいあり
かきはつくえて わんふなし
ひそのこすうを おほゑさら
まゆねやへよせ めもみけれ

このひらがなの並びを見て、ある特徴に気づかれたでしょうか?

⇒驚きの特徴はこちら!(簡単講座の続きを読む)

書店員コメント

天才の発想と創造による、かつてない超絶推理遊戯。これを超える暗号ミステリには、もう出逢えないかもしれない。(ときわ書房本店 宇田川拓也さん)

推理小説は頭脳遊戯。久々に痛感しました。奇才、健在! うれしい!(紀伊國屋書店新宿本店 小出和代さん)

まさに“圧巻”…これぞ“究極”…。最高密度に研ぎ澄まされた謎解きの面白さを思う存分に堪能できる贅沢な作品だ! 全編漲る知的な刺激、凝縮された言葉の魔力。壮大な企ても鮮やかな奇跡の364ページ。“2016年のベスト”というよりも永遠にミステリ史に刻まれるべき一冊だろう!(三省堂書店 営業企画室 内田剛さん)

今後の刊行予定

2017年は竹本健治作品を講談社から連続刊行!!

■『しあわせな死の桜』 2017年3月刊行予定
待望の最新短編集! 書き下ろし短編「トリック芸者 いなか・の・じけん篇」も収録された儚く妖しい12篇の精華。

■『囲碁殺人事件』 2017年2月刊行予定
牧場智久シリーズ「ゲーム三部作」第1弾が講談社文庫に! 短編「チェス殺人事件」併録。

■『将棋殺人事件』 2017年3月刊行予定
「ゲーム三部作」第2弾。書き下ろし短編「オセロ殺人事件」併録。

■『トランプ殺人事件』 2017年4月刊行予定
「ゲーム三部作」第3弾。書き下ろし短編「麻雀殺人事件」併録。

  • 電子あり
『涙香迷宮』書影
著:竹本健治

明治の傑物・黒岩涙香が残した最高難度の暗号に挑むのは、IQ208の天才囲碁棋士・牧場智久! これぞ暗号ミステリの最高峰! いろは四十八文字を一度ずつ、すべて使って作るという、日本語の技巧と遊戯性をとことん極めた「いろは歌」四十八首が挑戦状。そこに仕掛けられた空前絶後の大暗号を解読するとき、天才しかなし得ない「日本語」の奇蹟が現れる。

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