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【名作発見】東京の町中で、内臓とられる親子の熊が引き回されていた件

東京の横丁
(著:永井龍男)
2016.11.13
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ほかに恐ろしかったものとして「孤児院と廃兵院の行商隊」とあり、ほとんど押し売りのようなことをしていたことが描かれてます。彼らの境遇に感情をゆさぶられつつも、来ると戸を閉めてやりすごす感覚は、自分には経験ないにもかかわらず、ハッキリと懐かしさを感じてしまうのはなんででしょう。熊の親子が車に乗せられひかれていく風景にしても同じく。(カラスヤ)

『東京の横丁』書影
著:永井龍男

「おれは二、三日うちに死ぬ気がする。晩飯の支度なんか放っておけ。淋しいからお前もここに座って一緒に話でもしよう」
妻にそう語りかけた数日後、永井龍男は不帰の人となった。没後発見された手入れ稿に綴られた、生まれ育った神田、終の住処鎌倉、設立まもなく参加した文芸春秋社の日々。死を見据えた短篇「冬の梢」を併録した最後の名品集。

レビュアー

ヵラスヤサトシ イメージ
ヵラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。

近況:バッタとカマキリがまだいましたが、そろそろ耐えられなくなる温度ではないのでしょうか。

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