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『Q.E.D.』の新世界──小説×マンガの初コラボで、キャラの魅力が倍増!

ミステリ漫画家が推理小説書きました! 『Q.E.D.』加藤元浩、漫画と小説のコラボ秘話
『Q.E.D.』『C.M.B.』という奇跡のロングヒットミステリ漫画で知られ、推理小説家のファンも多い希代のストーリーテラー・加藤元浩先生が、なんと自ら長編ミステリ小説を執筆! その名も『捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書』。さらに10月17日発売の『Q.E.D.iff』『C.M.B.』の最新刊には小説ヒロインの菊乃(通称キック)が登場する漫画オリジナルエピソードを収録! 11月5日には初のサイン会を控えた加藤先生に、漫画と小説のクロスオーバーについて語ってもらった。

★『捕まえたもん勝ち!』についての詳細は講談社ノベルスのHPへ!!
 加藤先生が小説について語ったインタビューも掲載中!!
 http://kodansha-novels.jp/

2016.10.17
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加藤元浩 イメージ
加藤元浩

1997年から「マガジンGREAT」にて『Q.E.D. -証明終了―』を、並行して2005年から「月刊少年マガジン」にて『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』を連載。2015年「マガジンR」にて『Q.E.D. iff ―証明終了―』連載開始。2009年、第33回講談社漫画賞少年部門を受賞。

ミステリ漫画家が推理小説書きました!『Q.E.D.』加藤元浩、漫画と小説のコラボ秘話

――『Q.E.D. iff -証明終了-』5巻収録の「不完全な密室」、『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』33巻収録の「見えない射手」に、小説ヒロインのキックが登場していますね。漫画版で動かしてみて、キックの印象は変わりましたか?

加藤元浩(以下 加藤): 根本のところは小説を書いたときと変わっていないと思います。ただ、ずいぶん捜査一課に慣れていましたよね、馴染んでいました。

――この2つのお話は、どんなふうに組み立てていったのでしょうか?

加藤:捜査一課を登場させるには、当然、殺人事件ですよね。あとは『Q.E.D. iff』の「不完全な密室」は、燈馬とキックそれぞれに活躍させるため、二重の解決が必要だ!と発想して、事件を組み立てました。
『C.M.B.』「見えない射手」は、秋葉原でメイド服を着たキックが犯人を追いかけるシーンのイメージが先行して生まれました。


元検事が殺され、そばに倒れていた看護師が逮捕されたが、釈放に。その捜査の裏には……!?
『Q.E.D.iff ―証明終了―』5巻収録「不完全な密室」


劇団長が上演中に背中に矢を受けて死亡。重要参考人確保のため、キックは秋葉原を跳ぶ!
『C.M.B. 森羅博物館の事件目録』33巻収録「見えない射手」

――2作品の登場人物と絡ませてみて、いかがでしたか?

加藤:キックが誰よりも真面目ですよね(笑)。一直線だから空回りするんですけど、いい子なんです。

――燈馬君や森羅君との相性はどうでしたか?

加藤:キックはどうやら、森羅の趣味が全然わからない子なんですよね。まったく接点がないので、そこは漫画でもしっかり見せたいと思いました。どちらかというと、燈馬の方が彼女とは近くて、理論的に話してわかりあえる感じではないでしょうか。


お土産にケーキを持参し、森羅にスネられたキック。(『C.M.B.』「見えない射手」)


天才高校生・燈馬とキックの初対面!!(『Q.E.D. iff』「不完全な密室」)

――『Q.E.D. iff』「不完全な密室」では、警察組織の内部事情にも踏み込んでいます。

加藤:描いていて実に面白かったですね。普通は縁遠い世界ですし、法律で色々なことが動くところなんかが興味深い。水原警部ともしっかり絡ませることができました。

――水原警部の格好よさも印象的でした。

加藤:押さえるべきところを押さえる役として、うまく立ち回ってくれましたよね。


燈馬の相棒である可奈の父・水原警部が、キックに重要なヒントを……!? (『Q.E.D. iff』「不完全な密室」)

――小説を書いてみて、漫画の描き方は変わりましたか?

加藤:説明のセリフを書く時に、文章的な正しさを求めるようになりました。オレは言葉が足りなくなりがちなんだな、という自分の特徴も意識するようになりました。

――『捕まえたもん勝ち!』は、3つも事件が盛り込まれていて、仕掛けが盛り沢山で、大変読み応えがありますね。

加藤:謎だけで引っぱってラストまで行くというよりは、山場をいっぱい作ろう!と意識していました。それも漫画的な作り方かもしれません。

――最後に、『Q.E.D.』と『C.M.B.』ファンの方々へひとことお願いします。

加藤:漫画とはまた違うタイプのミステリを読んでいただけると思います。どうか楽しんでください!




★コミックナタリーにて、加藤先生と小説家・有栖川有栖先生のスペシャル対談公開中!
http://natalie.mu/comic/pp/tsukamaetamongachi

★月刊Newtype11月号にも加藤先生のインタビュー掲載!!
https://webnewtype.com/magazine/

★11月5日(土)、有隣堂 横浜駅西口コミック王国にて初サイン会!!
http://www.yurindo.co.jp/yokohama-comic/5332

  • 電子あり
『Q.E.D.iff -証明終了-(5)』書影
著:加藤元浩

加藤元浩の初ミステリ小説『捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書』よりヒロイン菊乃が登場!! 引退した検察官が殺され、側に倒れていた訪問看護師が逮捕・勾留されたが、釈放に。捜査一課の新米刑事・菊乃は、水原警部に導かれて燈馬に出会い、捜査の裏に隠された事実と、「不完全な密室」だった現場の謎に迫っていくが‥‥!? 【不完全な密室】
山で滑落した大学生は自殺か他殺か――二転三転する証言を追って可奈が奔走する【イーブン】も収録!!

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