今日のおすすめ
つい先日までハロウィンで盛り上がっていたかと思ったら、あっという間にクリスマス。そして今年も終わりですね。今年は、安保法の成立や、パリで起きた同時多発テロと、平和について真剣に考えさせられる一年だったのではないでしょうか。先行き不透明なことも多くありますが、まずは身近な人と、こんな本で心をあたため合うのはいかがでしょうか? Love&Peace ・・)v
文芸
「マイ・ベスト絵本」に挙がることの多い、佐野洋子の名作絵本『100万回生きたねこ』。谷川俊太郎をはじめ13人の豪華執筆陣が、この絵本に思いを馳せて、この競作短篇集『100万分の1回のねこ』が生まれました。生きることの素晴らしさ、切なさが結晶したこの2冊、ぜひ親子で、恋人どうしで、お友だちで読んでみてはいかがでしょうか。
- 電子あり
お父さんも、お母さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、娘も、息子も、お姉ちゃんも、弟も、妹も孫だって――。ぶつかり合うのは、近いから。ややこしくも愛おしい、すべての「わが家」の物語。七つの「わが家」でおきた、忘れられない七つの「事件」を収録。クリスマスに家族で読んでいただきたい1冊です。
クリスマス・イブをテーマにした心温まる短編集。聖なる夜に起こった5つの泣ける“奇跡”――。特別なその日が、何気ない毎日が、愛おしく優しい気持ちになれます。大切な人へのクリスマスプレゼントに最適!
聖羊祭日にドーナツを食べた呪いのためクリスマスソングが作曲できない羊男は、穴のあいてないねじりドーナツを手に、秘密の穴の底におりていきました。暗い穴を抜けるとそこには――。
村上春樹の独特の世界と、佐々木マキの世界が交錯し織りなす美しいファンタジックな空間は、心暖かいクリスマスをお約束します!
児童書・絵本
クリスマス・イブの夜、すべてのプレゼントを配りおわったはずのサンタクロースの手元にひとつの人形が残っていた。サンタは、人形が届けられるはずの子どもを探して回ります……。思いがけない贈り物とは、いったい? クリスマス・イブに心あたたまる奇跡が起こります。ミヒャエル・ゾーヴァの美しくユーモラスな挿し絵が魅力的な大人とこどものための絵本。
- 電子あり
『アナと雪の女王』ですっかりおなじみの、ゆきだるまのオラフがはじめて過ごすクリスマス。静まりかえったアレンデール城に、空飛ぶそりでやってきた大きなおじさんは、誰? 無邪気なオラフとサンタクロースの出会いはくすっと笑えて、心がぐっとあったまります。「サンタは何をしている人なの?」ということがわかる、読みきかせにもぴったりなクリスマスの定番!
青い鳥文庫で人気の欧米の名作から、思いやりの気持ちがあふれる、素敵なクリスマスのシーンをぎゅっと1冊に。次に読みたい1冊が見つかるかも。『クリスマスキャロル』『大きな森の小さな家』『青い鳥』『若草物語』『赤毛のアン』『十五少年漂流記』『あしながおじさん』『レ・ミゼラブル』『賢者の贈り物』他、10作品から収録。
ルッキオとフリフリは、トホホだけれど愛らしい猫の2匹組。クリスマスのことなんか何にも知らない2匹ですが、大家さんからツリーにくつしたを下げておくと、サンタさんからプレゼントをもらえると教えてもらいます。なんとかツリーらしきものはできたのですが……。まったり、ほのぼのとするクリスマス絵本です。
料理・食文化
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予約が取れない人気イタリアンレストランの落合シェフが、どんな料理下手でもおいしく作れるコツをたっぷり伝授する1冊。こうすればうまくできるという「理屈」が書かれているので、女性だけでなく、料理が上手にになりたいちょっと理屈っぽい男性へのプレゼントとしても喜ばれること間違いなし。前菜、パスタ、メイン、ドルチェ、どれも「コツさえわかれば作りやすい」ものばかりです。
- 電子あり
日本酒は悪酔いするのであまり得意ではない――。お酒が好きな方でもこうした印象を持つ方が多いようです。日本酒のよさを無視した飲み方をしているのかもしれません。日本酒の歴史や種類、味のヒミツのほか、日本酒のおいしい飲み方までを網羅したこの本は、日本酒の専門家の協力を得て書かれた楽しい1冊。今日からお酒のレパートリーにぜひ日本酒を加えてみてください。
何気なく毎日食べているパン。でもそのパンには、長くて面白い歴史があります。人が生きていくうえで、なくてはならない食べ物。このパンの歴史を知ることは、人類の歴史を知ること。そして私たちの毎日の暮らしを考えることにつながります。世界各地、諸民族、各家庭で多種多様に継承された、パンの姿と歴史と文化が、この1冊に。
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作りおきできるお菓子のパーツを、お皿やグラスに重ねるだけでおしゃれにできるレイヤースイーツ。見ているだけでクリスマス気分も高まります。本格的に見えるのにとても簡単なので、お菓子作り初心者の恋人や友人への贈り物にぴったり。絵を描くみたいに、あるいはアクセサリーを作るみたいに、おいしいパイやクッキー生地のようなパーツや果物を並べて重ねて、楽しめるレシピです。
幸運を引き寄せる本
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「ごめんなさい」「ありがとう」「愛しています」。どんな不遇な状態にあっても、この3つの言葉を忘れなければ、不幸にはならずにすむ。「先が見えない時代」を照らす「暗夜の灯火」。心に「感謝」と「歓喜」を常に持てば、あなたも「人生の主人公」になれる! 「ありがとう」「ごめんなさい」がもたらす幸福。天風哲学の骨子にあたる文章を各節の冒頭に引用し、種々の事例を用いて解説した好著。聖なる夜に、明治・大正・昭和を生き抜いた思想家、中村天風の哲学に触れてみるのはいかがでしょうか。あなたの人生を変える1冊との出会いが待っているはずです。
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「道」のつく趣味は多々あれど、「国道」にスポットを当てた稀書はあまりないでしょう。国道に魅せられた著者(本業はサイエンスライター)が全国の国道を渡り歩き、絶景スポットをとことん解説します。年末の長期休暇にお近くの国道を眺めに行ってはいかがでしょう。こたつで旅に出た気分に浸ってみるのもオススメ。身近で小さな幸せが手に入る1冊です。
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「相談しがいのある人」とはどういう人でしょう。部下や後輩、友人、配偶者などから相談されても、なぜか気まずい雰囲気で終わってしまったり、相談者が失望したような表情をするという人にオススメしたい1冊。「自分が相談したいときにどんな言葉が欲しいか」を考えてみてはいかがでしょう。相手を勇気づける言葉は、みなを幸せにするはずです。コーチング入門としても最適です。
スペシャル・ギフト
だれにも真似できない光と影の芸術作品で、老若男女を問わず絶大な人気をほこる藤城清治。幻想的で詩情豊かな作風で定評を得る一方、日本各地を精力的に訪ね歩き、リアリティあふれる作品を次々と創り上げています。本書は、そんな藤城清治の旅の中で生み出された、日本全国150点以上の作品を一堂に集めた、はじめての画集。10年ぶりに制作した広島原爆ドームの影絵や、自身の戦争体験に向き合った九十九里の最新作も掲載。
ディズニーの人気作を楽しみながら、英語の勉強までできちゃう! お子さまの知育教材やプレゼントにもぴったりの、CDと絵本がセットになったギフトBOXです。CDには人気歌手・AIさんが歌う、映画『ベイマックス』の日本版エンドソング「Story」と、AIさんご本人による絵本読みきかせ音声を収録。どちらも日本語と英語の2ヵ国語で楽しめます。もちろん絵本も英語表記のついたバイリンガル仕様!
クリスマスカラーと若冲!? 赤、白、緑、灰、黒……5色分解で若冲の傑作を読み解きます。
「色」で観ると、若冲はこんなに面白い! 来年生誕300年。年末年始にじっくり楽しめる。アート好きの人に贈ると、きっと喜んでもらえる1冊です。
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