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大正15年春 秋田県本荘市廻船問屋裏──カラスヤサトシの文庫で100年散歩

仮装人物
(著:徳田秋声)
2015.09.11
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相手に妻子がいようがいまいが、自分に恋人がいようがいまいが、気になる男とはすぐに愛欲の関係になってしまう葉子。むろん世間から非難ごうごうですが、常に誰か味方してくる人物が現れます。その際たる人物が主人公の庸三です。野望はあるが美しいだけの葉子の存在はふてぶてしくもはかなく、4コマ目の私のようについうっかり魅入られてしまう者も多かったろうと思います。(カラスヤ)

レビュアー

カラスヤサトシ

1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』第1巻など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。新刊『オレは子を見て育とうと思う』(竹書房)『毎日カラスヤサトシ』第2巻、『『カラスヤサトシ』8巻(講談社)『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』(新書館)、『カラスヤサトシの怖いところに手が届く』(集英社)、『おとろし』(秋田書店)大好評発売中です。

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